前立腺を刺激しても、会陰部を圧しても、丹田呼吸と肛門付近の筋肉締付を意識しても全く気持ちよくなりません。
風俗店などに足を運び、前立腺マッサージも試みたけれど全然感じなかったです。
このような質問が多く受けとります。
ドライオーガズムは女性のオーガズムによく似ていると言われます。
前戯が必要なところも大変似ています。
男性のペニスが勃起して射精にいたるまでの時間帯の流れとドライオーガズムに至るまでの時間帯の流れは別物です。
初心者が直ぐに感じてオーガズムに達するという単純な快感ではありません。
処女の女性が、突然の挿入でオーガズムを体感しないのと同じように、何度かに分けて性感帯を開発する心構えが大切です。
あらかじめ処女になった気持ちで、アナルから挿入されるイメージから性的興奮が高まる訓練が必要です。
経験者は想像するだけで、性的興奮が高まるものですが、未経験である男性は排泄経験しかないアナルから性的興奮を体感できるには想像がつかないものです。
ペニス以外でも、気持ちが良くなることを身体が知れば、展開が変わります。
まず、ココまでたどり着く前に皆さんあきらめてしまっているのが現状です。
アナルのほかにも、乳首、腹部、太腿など女性に対して触れるようにやさしく性感帯を開発するつもりで時間をかけてください。
思い切って、女装してする方法もあります。形から入るという方法も効果的です。
女性になりきって、肛門を膣にたとえて自らの指で犯される。犯していくという設定もまた効果的です。
独りだと心細い、パートナーに見ていてもらったり、刺激してもらうのもいいでしょう。
目を見詰め合って、呼吸を合わせることで淫靡な世界観を言葉でなく身体で知ることが出来るはずです。
一回目でドライオーガズムに達することが出来なくても射精はしないことです。
射精をしないまま、翌日又は次回にたまった状態で再度挑戦すると感度が良くなる話はよく聞きます。
処女だって、時間をかけてゆっくり愛撫してあげれば気持ちよくなるものです。
焦らないで、時間を空けて何度も挑戦することが大切です。
結構気持ちよかった感覚があったけれど、あれがドライオーガズムなのでしょうかという質問を良く受けます。
男性であれば通常のオーガズムでは射精を伴うので、「イッた」のがはっきりわかります。
女性の場合はSEXをしても「イッた」感覚は性体験が未熟な女性ほどほからないことが多いです。
男性が「ドライオーガズム」に達したとき、下肢の痙攣を伴います。
強烈なオーガズムの場合には大声を出したり、突然咆哮し出します。
全身の硬直や痙攣が起きることもあります。
女性も同様で、オーガズムに達したときに身体が硬直して呼吸が荒くなります。
しかしながら、このような経験のない女性も多くいます。
つまり、オーガズムかそうでないかを明確に区別することは難しく、当人が気持ちよく精神的な満足があればそれでよいのではないでしょうか。
ただ、ドライオーガズムを志している方々のひとつの目安として全身の硬直や痙攣が少なくとも2、3秒は続く状態です。
一瞬身体がブルッと震える位の快感ではなく、全身の硬直や痙攣が少なくとも2、3秒ほど続く快感は射精時よりも別格である快感を知ることに成ったものです。
射精せずに全身の硬直や痙攣が少なくとも2、3秒ほど続けば、自信を持ってドライオーガズムを達成したと言って良いです。
結論から言えば問題ありません。これは思春期の青少年がオナニーを連続してする不安感に似ています。
ドライオーガズムではオナニーで射精した後の喪失感や罪悪感はありません。
体中にエネルギーが集まり、満ち溢れる躍動感がします。
熟練者ともなれば仕事前に数十回ドライオーガズムを体感してから働いています。
ただし注意しなければならないのは、粘膜質に過度な力を加えたり、摩擦による擦り傷などを繰り返し生じるようなやりかたでは好ましくありません。
これはドライオーガズム以前の問題で、丁寧に愛撫するようにやさしくする必要があります。
慣れてくるとアナルを拡張したり、大量の浣腸行為をしてみたり、異常なほどの異物をアナルから挿入したりする人がいます。
前立腺を刺激するにも、指一本で十分です。ディルドの挿入準備で二本、パワーボールでも三本入れば十分です。
過度の拡張は危険です。肛門括約筋が断裂してしまったら人工肛門をつけなければなりませんし、アナル付近ある神経を切断してしまったりしては大変です。
異物挿入も入れすぎれば取り出せなくなります。ピストン運動を激しくすることは粘膜を傷つけ、擦り傷から雑菌が入り込み炎症に至ります。
浣腸も限度を越えて大量にすると大変です。多くても1リットルあれば充分です。ほどほどにする勇気が大事です。